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恐竜センタートップ
> 標本データベース
標本データ(日本語)
>> コンテンツ詳細
番号(No.)
MD008
名前
キチパチ・オズモルスカエ
部位
全身骨格(頭骨を除く)
原標本番号
MPD100/971
分類
竜盤類 獣脚類 オヴィラプトロサウルス類 オヴィラプトル科
産地
モンゴル ウーカー・トルゴッド
地層
ダジャドクタ層
時代
中生代 白亜紀後期
説明
1923年、オヴィラプトルの化石は当時、角竜・プロトケラトプスのものとされていた卵の上に覆いかぶさるような状態で発見されました。このことから、この恐竜はほかの恐竜の卵を奪って食べていたと考えられ、「卵どろぼう」という意味の学名が付けられました。このことからのちに発見されるオヴィラプトルの仲間も卵を食べていた可能性が指摘されるようになります。しかし、1995年に巣の上から発見されたオヴィラプトルの仲間(のちにキチパチと名づけられます)は、前あしは卵を覆うような状態で、後ろあしは膝を折りたたみ巣に座るような状態で化石となっていました。さらにこの巣の中にあった卵と同じものを調べていくと、卵の中からオヴィラプトルの仲間の赤ちゃんが発見されました。このことはオヴィラプトルを含むその仲間が卵を食べたのではなく、自らの巣を温めていた優しい親であったという証拠となりました。
さらに2008年には、抱卵していた恐竜の体の大きさと抱卵していた卵の総体積の関係と、骨の内部構造を詳しく調べたところ、抱卵していたのはオスであったことが分かりました。つまり、お父さんが必死になって突然の砂嵐から大切な子供たちを守っていたことが分かります。
標本産出地
モンゴルの恐竜
標本番号
KDC
記入者:
管理者01
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