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恐竜センタートップ
> 標本データベース
標本データ(日本語)
>> コンテンツ詳細
番号(No.)
KD001
名前
"サンチュウリュウ"
部位
胴椎骨の一部
原標本番号
GMNH-PV-028
分類
竜盤類 獣脚類 オルニトミモサウルス類
産地
群馬県神流町神ヶ原
地層
山中層群 瀬林層
時代
白亜紀前期
説明
1981年、中里村(当時)に分布する瀬林層からこの化石が発見されました。その椎体は横浜国立大学(当時)の長谷川博士により恐竜のものであると考えられ、その持ち主には、山中テレーンという、この地域の地質構造帯にちなみ「サンチュウリュウ」と名付けられました。
1999年、長谷川博士らによりサンチュウリュウの記載論文が発表されました。それによると、この椎体には次のような特徴があることが分かりました。① 前後に長い糸巻き状の形、② 前後の関節面が深く凹む、③ 側面に深く長い凹みがある、④ 下面が平らで、血導弓の関節面がない。以上のことから、この椎体はモンゴルから発見されたオルニトミモサウルス類のガリミムス・ブラタスの13番目の胴椎骨に類似するとされました。
2006年、新たな情報が加えられました。通常、大人の脊椎骨は椎体と神経弓が癒合しています。しかし、サンチュウリュウの椎体は神経弓と癒合していません。これは、その個体がまだ完全に成熟していなかったことを示します。また、この椎体の特徴はオルニトミモサウルス類に独自のものとは言えないため、追加の標本を採集し再検討する必要があるとされました。未だサンチュウリュウに関する議論は絶えないが、サンチュウリュウの真の姿を追い求め、調査は続けられています。
標本産出地
神流町の恐竜
標本番号
KDC
記入者:
管理者01
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